日記の大切さ
今日は昔の日記帳を見つけました。
高校生‥‥特に受験期の時、思い悩んでたことがつらつらと書いてありました。
高校生の頃、ある研修中に人前で泣き出してしまったことがありました。その時、ある先生にぽつぽつと悩みを話したことを覚えています。
そこで先生が「こういう悩みは高校生の時は大きく思うかもしれないけど、ふとどうしてあんなに悩んでいたのか不思議に思うことがある」と言っていて、当時の私は衝撃を受けたようです。
その日記を見て、思わず泣いてしまいました。確かに今思うと、あそこまで悩むことはなかっただろうと思えます。でも、その時の私にとっては大大大問題だったんですよね。その事実を忘れることはできません。
それにしても‥‥日記を読み返してみると、明らかにエネルギーが切れているにもかかわらず、「自分の頑張りが足りないのだ」と叱咤激励してしまっていたのがわかりました。こうした自責が溜まって、うつを発症したのだろうと思います。
こうして振り返ってみると、やはり日記を書くのはいいなと思います。まとまらない思いであっても、後から読み返してみると「これはこういうことだったのではないか」と合点がいったりするからです。のちの不調や好調の原因をそこから求めることもできます。
日記を見返してみると2016年の秋冬は全く書いてないことが分かりました。
その頃私はどんな気持ちで過ごしていたのでしょうか。写真アルバムを見ると絵を描いたりゲームをしたりしているのが分かりました。見た限りでは楽しそうです。
ですが、その中にもきっと誰にも言えない苦しみがあったのだと思います。何となくの記憶ですが、その頃はもう治ったのだと思いこみたくて気を張っていた気がします。
嬉しい気持ちも苦しい気持ちも、これからは全部記録していきたいです。日記は私自身が出来る一番の治療だと思っています。
自分の感情を大切に、これからは生きていきたいですね。
実録漫画1
「死にたい」が口癖になってるのをどうにか変えたいです。
大学生の体力
私は今大学に通ってます。
単位を取るためどうにか地を這いながら学校に行っている毎日です。
いまは大学に通うことだけで精一杯で、他のことはできていません。
例えばバイトとか、就活とか、普通の大学生がやるような活動ができていないのです。
もともと体力がない方ではありますが、普通の大学生と比べると明らかに劣っている現状に劣等感を抱くことがあります。
遊びに関しても中々できないことが多いです。たとえ誘われたとしても当日の体調が分からないため受け入れるのが難しかったり‥‥。あるいは、遊び始めても同年代の体力についていけないことが多いです。
大学生というと、夜更かしや徹夜で遊ぶこともしばしばあると思うのですが、私にはそれができません。友達と一緒に遊んでいても22時までには帰るようにしています。
また、遠出して遊ぶというのも難しいです。電車やバスなどに乗るのもあまり得意ではないですし(乗り物酔いしやすいというのもありますが)、都会は人混みが多くて疲れてしまいます。
そんなこんなで、気がついたら家に引きこもってばかりいます。遊ぶとしても1人が多いです。1人であれば、たとえ気分が悪くなったとしてもすぐに帰ることができるので‥‥。
もともと一人遊びが好きではあるのですが、同年代の友達が長時間飲み会をしたり旅行したりしてるのをみると、羨ましくなることがあります。
もっと体力があればいいのになと思う日々です。
気分の落ち込みと時間
気分が落ち込んでる時の感覚を絵にしてみました。
たとえ何か嬉しい出来事があったとしても、暗いモヤモヤした階層から中々抜け出せない感じです。
そんな時、どうにかこうにか抜け出そうと足掻いてみるのですが、結局うまくいかないまま1日が過ぎたりします。
こういう時に一番効くのが、時間だったりします。
布団に入って寝てみたり、はたまたボーッとしてみたり、明日まで待ってみたり‥‥
明日になってみたら、意外と気分が軽くなっていることがあります。そうなっていないことも多いですが‥‥明後日、しあさって、一週間後‥‥待ってみると、解決することが多いです。
でも、いつまでも布団や部屋の中で待っているわけにもいかないのが、暮らすということのめんどくささですよね。
やらなきゃいけないことをぽつりぽつりと自分のペースでやりながら、暗い気持ちに耐えています。
昨日はかなり気持ちが沈んでしまいました。気がついたら、抗うつ剤をもう一錠飲もうとしていて、ふと我に帰りました。
流石にそれはまずいと思いやめましたが、「追い詰められてる自分」を客観視することができました。そのおかげか、今はちょっと元気を取り戻してきました。
暗い気持ちと日々戦わないといけないのは苦しいですが、いつかこのモヤモヤ階層から完全に抜け出してスッキリできる日が来ることを待ち望んでがんばります。
食欲不振
うつの症状がひどいと、食欲が湧かないことがしばしばあります。お腹は空くのですが、ご飯を食べたいと思えなくなるのです。
主治医など周りからは「食べたほうがいいよ」と言われますし、私もお腹を満たしたいとは思っているのです。お腹が空くと身体はだるくなるし眠りも浅くなりますから。
ですが、どうにも気が進みません。なんとか食べ始めてみるのですが、食べ物を胃に届けるための作業をこなしている感じで、あまり美味しく感じられないです。
この状態を改善するための方法は、正直まだ分かりません。しかし、食事の内容や状況によっては少しは美味しさが増すことが分かってきました。
例えば辛いものや甘いものは、味が分かりやすいためか比較的美味しく感じられます。あとでお腹を壊したりしますが‥‥。
それからできたてであったかい定食などはそれなりに美味しいです。
家族と楽しく話しながら食べる食事も、結構美味しく感じられることが分かりました。
これらの条件が揃っていても美味しいと思えないことは多いですが、それでも、独りで冷凍食品などを食べている時よりは確実にマシだと思います。
毎日美味しいと思いながらご飯を食べることができる‥‥いまはそんな未来を夢みています。
気分変調性障害?
- 作者: 水島広子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: 単行本
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うつにかかってすぐの頃、この苦しみの正体は一体なんなのだろうとネットで調べていました。
そこで見つけたのが「気分変調性障害」という病気です。
“・自分は人間としてどこか欠けていると思う 。
・ほかの人は苦しいことにもしっかり耐えているのに 、自分は弱い人間だと思う 。
・自分は何をやってもうまくいかない 。
・自分は何か 、なすべき努力を怠っているような気がする 。
・人が 「本当の自分 」を知ってしまったら 、きっと嫌いになるだろう 。
・ 「 ○ ○したい 」と言うのは 、わがままなことだと思う 。
・自分が何かを言って波風を立てるくらいなら 、我慢したほうがずっとましだ 。
・自分の人生がうまくいかないのは 、自分が今までちゃんと生きてこなかったからだ 。
・人生は苦しい試練の連続であり 、それを楽しめるとはとても思えない 。
・これから先の人生に希望があるとは思えない 。”
こういった気持ちに心当たりがある人は、気分変調性障害の可能性が高いとのことでした。
驚きました。どれもこれも、私が普段感じていることそのものだったからです。
私はすぐ、水島広子先生の『対人関係療法で治す 気分変調性障害』という本を購入し、読むことにしました。
初めて読んだ時、ぐずぐずになるくらい泣いたのを覚えています。ここまで私の気持ちをわかってくれる本に出会ったことがなかったからです。
私がうつと診断されたのは2年前ですが、憂鬱な気持ちが心に居座るようになったのはもっと前、中学生くらいからでした。
勉強に支障はないし、友達もいるし、部活も楽しい‥‥それなのに、なぜだか毎日消えていなくなりたいと思っていました。きっと思春期のせいだろうとその頃は深く考えることはありませんでした。
高校生になると憂鬱な気持ちがより強くなりました。親しい友達が別の学校やコースに行ってしまい心の拠り所が少なくなったこと、勉強が難しくなったこと、新しい部活に入ったことなど、様々な要因があったと思います。
頑張らなければ、頑張らなければ、そうやって張り詰めていた糸が切れたのは部活を引退し、受験期が始まった頃でした。
その頃の私は、おそらくうつ状態に近かったと思います。その話はまたの機会にしますが、この本によると気分変調性障害の発症時期は中高生あたりが多いそうです。かなり若い時に発症するため、性格との見分けがつきにくいみたいです。
私がこの気分変調性障害かどうかは、診断されていないのでわかりません。医療現場でもまだこの病気はあまり広く浸透していないらしいです。
ですが、病気かもしれない、症状が出ているのかもしれないと言う視点が持てたことは、私にとってかなり救いになりました。
もしこのブログを読んでいて、「自分はダメなやつだ」と思っている方がいらっしゃったら、よければでいいのでこの本を読んでみて欲しいです。もしかしたら助けになるかもしれません。
TEDトーク
過去の日記を漁っていたら、あるTEDトークを興味深くみていたのを発見しました。
それがこちら。
彼はコメディアンで、運動も勉強もできて、友達もたくさんいる人気者ですが、その裏でうつに苦しんでいるようです。
側から見ればなんで充実した人生を送っているんだろうと思える人物でも、うつに苦しんでいる。メダルを取るようなアスリートにもうつ病の方がいると聞いたことがあります。
“人生が上手く行かないとき 悲しくなるのではなく すべてが上手く行っているとき 悲しくなるのが 本当の うつ病です”
私は専門家ではないので、本当のうつ病がどう言うものか説明することはできません。ですが、嬉しい出来事の陰でどうしようもない悲しさが心にのしかかってくるのを何度も感じたことがあります。例えば、成績や絵を褒められたとき、嬉しさの陰で「もう失敗できない、失敗したら失望されるかもしれない」という恐怖を感じたりしていました。
だからこの言葉は胸にストンと落ちました。そう感じてるのは私だけではないのだと思えて、ホッとしたのを覚えています。
うつ病の体験記なんかを読んでいると、色んな方がいるのがわかります。私よりよっぽど辛い環境でうつになった人もいれば、私よりとてもたくさんのものを持っているのにうつになった人もいます。
人は、自分の持っていないものを持っている人に対してよく嫉妬します。私も絵が上手い人とか、友達がたくさんいる人とかによく嫉妬します。このTEDトークの話者にも正直ちょっと嫉妬しました。
ですが、このトークを聞くと彼がうつ病によってどれだけ苦労してきたかがわかります。そうして彼の人生を知ると、嫉妬の気持ちはしぼんでいきました。
こんな風に他人の人生を知ることは簡単にできることではありません。ですが、想像することはできます。
その人の人生を思い、苦労を考え、自分の出来る範囲で思いやる。今はまだまだ難しいことですが、これから徐々にできるようになればいいなと思います。