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軽度のうつ病持ちが心の整理をするブログ

気分変調性障害?

対人関係療法でなおす 気分変調性障害

対人関係療法でなおす 気分変調性障害

うつにかかってすぐの頃、この苦しみの正体は一体なんなのだろうとネットで調べていました。

そこで見つけたのが「気分変調性障害」という病気です。


“・自分は人間としてどこか欠けていると思う 。

 ・ほかの人は苦しいことにもしっかり耐えているのに 、自分は弱い人間だと思う 。

 ・自分は何をやってもうまくいかない 。

 ・自分は何か 、なすべき努力を怠っているような気がする 。

 ・人が 「本当の自分 」を知ってしまったら 、きっと嫌いになるだろう 。

 ・ 「 ○ ○したい 」と言うのは 、わがままなことだと思う 。

 ・自分が何かを言って波風を立てるくらいなら 、我慢したほうがずっとましだ 。 

・自分の人生がうまくいかないのは 、自分が今までちゃんと生きてこなかったからだ 。

 ・人生は苦しい試練の連続であり 、それを楽しめるとはとても思えない 。 

・これから先の人生に希望があるとは思えない 。”


こういった気持ちに心当たりがある人は、気分変調性障害の可能性が高いとのことでした。


驚きました。どれもこれも、私が普段感じていることそのものだったからです。

私はすぐ、水島広子先生の『対人関係療法で治す 気分変調性障害』という本を購入し、読むことにしました。


初めて読んだ時、ぐずぐずになるくらい泣いたのを覚えています。ここまで私の気持ちをわかってくれる本に出会ったことがなかったからです。


私がうつと診断されたのは2年前ですが、憂鬱な気持ちが心に居座るようになったのはもっと前、中学生くらいからでした。

勉強に支障はないし、友達もいるし、部活も楽しい‥‥それなのに、なぜだか毎日消えていなくなりたいと思っていました。きっと思春期のせいだろうとその頃は深く考えることはありませんでした。


高校生になると憂鬱な気持ちがより強くなりました。親しい友達が別の学校やコースに行ってしまい心の拠り所が少なくなったこと、勉強が難しくなったこと、新しい部活に入ったことなど、様々な要因があったと思います。

頑張らなければ、頑張らなければ、そうやって張り詰めていた糸が切れたのは部活を引退し、受験期が始まった頃でした。


その頃の私は、おそらくうつ状態に近かったと思います。その話はまたの機会にしますが、この本によると気分変調性障害の発症時期は中高生あたりが多いそうです。かなり若い時に発症するため、性格との見分けがつきにくいみたいです。


私がこの気分変調性障害かどうかは、診断されていないのでわかりません。医療現場でもまだこの病気はあまり広く浸透していないらしいです。

ですが、病気かもしれない、症状が出ているのかもしれないと言う視点が持てたことは、私にとってかなり救いになりました。


もしこのブログを読んでいて、「自分はダメなやつだ」と思っている方がいらっしゃったら、よければでいいのでこの本を読んでみて欲しいです。もしかしたら助けになるかもしれません。