TEDトーク
過去の日記を漁っていたら、あるTEDトークを興味深くみていたのを発見しました。
それがこちら。
彼はコメディアンで、運動も勉強もできて、友達もたくさんいる人気者ですが、その裏でうつに苦しんでいるようです。
側から見ればなんで充実した人生を送っているんだろうと思える人物でも、うつに苦しんでいる。メダルを取るようなアスリートにもうつ病の方がいると聞いたことがあります。
“人生が上手く行かないとき 悲しくなるのではなく すべてが上手く行っているとき 悲しくなるのが 本当の うつ病です”
私は専門家ではないので、本当のうつ病がどう言うものか説明することはできません。ですが、嬉しい出来事の陰でどうしようもない悲しさが心にのしかかってくるのを何度も感じたことがあります。例えば、成績や絵を褒められたとき、嬉しさの陰で「もう失敗できない、失敗したら失望されるかもしれない」という恐怖を感じたりしていました。
だからこの言葉は胸にストンと落ちました。そう感じてるのは私だけではないのだと思えて、ホッとしたのを覚えています。
うつ病の体験記なんかを読んでいると、色んな方がいるのがわかります。私よりよっぽど辛い環境でうつになった人もいれば、私よりとてもたくさんのものを持っているのにうつになった人もいます。
人は、自分の持っていないものを持っている人に対してよく嫉妬します。私も絵が上手い人とか、友達がたくさんいる人とかによく嫉妬します。このTEDトークの話者にも正直ちょっと嫉妬しました。
ですが、このトークを聞くと彼がうつ病によってどれだけ苦労してきたかがわかります。そうして彼の人生を知ると、嫉妬の気持ちはしぼんでいきました。
こんな風に他人の人生を知ることは簡単にできることではありません。ですが、想像することはできます。
その人の人生を思い、苦労を考え、自分の出来る範囲で思いやる。今はまだまだ難しいことですが、これから徐々にできるようになればいいなと思います。